走り屋

今から10年ちょい前。

まだサラリーマンだった頃のお話。

その頃は毎日ジョギングをしていました。


仕事で知り合った、少し年上の業者さん(Aさん)と話をしていて


Aさん『坂本君は仕事終わったら何してるの?』


坂本『僕は夜、走ってるんですよ。』


Aさん『え?どの辺り走ってんの?』


坂本『だいたい春野の坂道が多いですね。神田から

   鷲尾トンネルを通って。』


Aさん『そうなんや!俺も春野はよく走るよ。』


坂本『え!ほんまですか!』


Aさん『じゃあ今度一緒に走ろうや!』


坂本『あイイッスね~。じゃあ仕事終わったら連

   絡します。』


Aさん『車はなに乗ってんの?』


坂本『・・・。』



私は凍りつきました。


話がここまできて、完全に噛み合ってなかった事に気付きました。


Aさんは車の走り屋。


Aさんにとって、夜に峠を走るといえばもちろん車。

 

自分の脚で峠を走るなんて概念はありません。



坂本『ク、クルマはパジェロミニですぅ。』


Aさん『パジェロミニ?そんなんで走ってんの?

 

    ドリフトしたら横転せえへん?』

 

 

我が国の開国以来、パジェロミニでドリフトができた人は何人いるだろうか?

 


Aさん『タイヤはどうしてんの?』


坂本『タ、タイヤは・・・普通ッス。』


Aさん『そうなんや。俺はタイヤは○○なんよ。

    やっぱりドリフトのときに・・・。』


その後もエンジンの話しとか、ドライビングテクニックの熱弁を続けます。


私はサッパリ解りません。

今さら夜はジョギングしてますとも言えず(^^;

 

 

 

 

みなさんはこんな時、正直に白状できますか?


私は言えなかった(^^;

 


顔を引きつりながら、なんとかその場をしのぎました。



その後、Aさんと会う事はなかった。

 

 

 

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