生命の強い意志

 

地球は自らが生きるために、生命サイクルを働かせています。

 

それに対して人間は、自分自身のなかで創り出したエネルギーを体内循環させ、生命を維持しています。

 

人間一人ひとりが、大宇宙と同じ生命エネルギーシステムを内在させているのです。

 

そのため人間は『小宇宙』とも言われます。

 

 

 

小宇宙である人間が、自らを生かそうと働く力を

 

『イネイト・インテリジェンス』(先天的知能)と呼ばれています。

語源は、in(内)とnature(自然)からできている派生語で、innate『内なる自然』という意味です。

 

日本人にイメージしやすく言えば、自然治癒力や生命力という意味です。

 

内なる自然、つまり惑星を維持している力が、私たちの体にも備わっているわけです。

 

 

 

 

 

 

しかし、本当はそんな生易しいものではありません。

 

人間の体には『生きる』という強い意志が働いています。

 

 

例えば、自殺願望をもっている人が、自分の首を絞めたとします。

 

しかし、その人の意志にかかわりなく、体中の毛穴が開いて、少しでも体内に酸素を取り込もうとします。

 

 

 

死のうと思っている本人の意志とは全く別に、人間の体は『生きよう』という意志が働いているのです。

 

 

 

こうした『生命の強い意志』は、その人の心に左右されることがありません。

 

心の意志よりずっと強烈で、根源的なものです。