内側から外側へ

 

Above  Down  Inside  Out

 

上から下へ 内から外へ

 

という言葉がカイロプラクティックにあります。

 

 

 

これは実験により、

 

人間の体内エネルギーは、体の上から下へそして内側から外側へ伝わることを発見した。

 

という意味があります。 

 

しかし、本当はもっと深い哲理が隠されています。

 

 

 

 

その意味とは、私の超訳で表現するなら、

 

『物事の原因は自分にあり、解決策も自分のなかにある』

  

というものです。

 

実は現代人のほとんどが、外に原因や解決策を求めています。

 

 

現代医学の薬も手術も放射線も、すべて体の外からの刺激で病気を治そうとしています。

 

 

しかし、本当の健康というものは、体の内側から自然治癒力によってつくられていくものです。

 

 

 

例えば、貧血の人がいたとして、現代医学なら

 

鉄分を外から補おう。

 

なにか足りないものを外から足そう。という発想をします。

 

外から内へ(Out  side  in)

 

 

 

 

カイロプラクティックの考え方は

 

鉄分が不足する原因を体内から解決しよう。

 

体の内部の機能を引きあげて、貧血を改善しよう。

 

というものです。

 

内から外へ(In  side  out)

 

 

 

 

人間の体調を崩す原因として、食生活やストレス・姿勢・紫外線・環境汚染・重力・薬の副作用・遺伝・事故など、数えればキリがありません。

 

これらの外部的要因を、すべて解決しようというのは不可能です。

 

 

  

 

そこでカイロプラクティックは、

 

『コントロールできない外部要因ではなく、人間の内側にあるエネルギーを充実させる。』

 

という思想のもと、健康を築いていきます。

 

 

砂場で遊ばない子供は、確かに砂場から体内へ菌がはいってこないでしょう。

 

しかし、菌に対する抵抗はついてきませんし、砂場の楽しさもわかりません。

 

 

外部にある毒を恐れて生活するよりも、

 

内部の抵抗力を高める生活の方が、充実した人生を歩めます。