『坂本センセイ。頚椎の矯正がうまくいかないんです。』
以前カイロプラクティックの学校のＹ後輩から、電話でこんな相談を受けました。
ちなみにＹは県外に在住。
私『そしたら○○社からこの前でた、頚椎触診セミナーの
ＤＶＤが良かったよ。貸してあげよか？』
Ｙ後輩『頚椎の触診ならできますよ。矯正ができないんで
す。』
できる。
とか
解った。
にはレベルがありますよね。
私はＹ後輩が、幼稚園レベルを理解して、全てを解かっているのだと誤解しているのに気付いた。
私『それって頚椎を触診して頚椎２番が右、６番が左にズ
レてるってのが解るってこと？』
これは幼稚園レベル。
Ｙ後輩『そーです。』
私『じゃあ、どの筋肉が影響して、そのズレをつくるか解
る？』
これは小学校レベル。
Ｙ後輩『解りません。』
私『そのズレから、どの神経に影響してどこが痛くなるか
解る？』
これは中学レベル。
Ｙ後輩『いや。そこまでは・・・。』
私『骨盤や腰椎のねじれを補正するために、頚椎がねじれ
る場合もあるけど触診でそこまで解る？』
『これが解んないで、いきなり首の矯正をすると、次の日
に頭痛がでちゃうよ。』
これは高校レベル。
Ｙ後輩『・・・。』
私『じゃあＤＶＤが参考になるよ。貸してあげるよ。』
ちょいと嫌な先輩になってしまいましたが(^^ゞ
中学レベルまでは、そのＤＶＤで勉強できるはずなので、Ｙ後輩にはピッタリです。
もし、あなたが勤続３０年のベテラン看護師だとします。
看護師１年目のルーキーが
『先輩、看護師の仕事はもう全部解りました(o^-’)v』
と言ったらどー思いますか？
私ならお説教したくなります。
技術や学問の世界は奥が深いですね。
カイロの学校を２～３年行ったくらいじゃ、幼稚園かせいぜい小学校レベルです。
現場で試行錯誤して９年目の私が、やっと高校レベル。といったところかな。
まだまだ上には大学レベル・さらには博士レベルの人もいます。
凄い世界に足を踏み入れてしまったものです。
だからこそ楽しい。
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