相棒

12月25日、施術用の新しいベッドが届きました。


ケチで有名な私にとって、かなり高価な買い物。


なんせ自分が乗ってる車の2台分くらいのお値段。

 

 

ベッド自身が大きな矯正装置となっています。


これを使えば、もっと効果的に、もっとソフトに、もっと短時間で施術ができる。


でも値段が高いΣΣ(゚д゚lll)


3年ほどそのベッドを使った施術理論を勉強したところで、

『やはり買いだ』

と決断しました。


米国からの輸入品のうえ、オーダーメイドなので、納品に至るまで3ヶ月もかかった。



さて、新しいベッドが届けば、古いベッドを1台手放さねば置くスペースがない。


 

 

香川県にいるカイロ学校の同期に事情を話すと、すぐに

『そのベッドを購入したい!』

という人が現れた。


同期と同じ職場で働く、若い女の子。

3月に鍼灸学校を卒業するので、使ってくれるらしい。

 

 

 

 

古いベッドは香川へ嫁ぐ事が決定した。

 



運送業者がそれを取りに来たのも、12月25日。

 

 

 

 

 

このクリスマスに新しいベッドが届き、古いベッドが去って行った。


得体の知れない罪悪感がある。


あれほど新しいベッドを待ちこがれたのに、去っていく古いベッドを見ると切なくなる。

 



施術家にとってベッドは、野球選手でいうとこのグローブやバットみたいなもの。


数年間、苦楽をともにした相棒なのだ。


だから、新しいモノを購入しても、古いモノも手元に置いておきたい。


バットならそれが可能だが、ベッドは不可能。


それに、倉庫でホコリをかぶるより、誰かに使ってもらう方が相棒も嬉しいはず。


最後はハグをしてお別れしました。


 

 

 

 

 

 

クリスマスはサンタさんがやってきて、娘に沢山のプレゼントを置いていきました。


私が子供の頃と比べると、娘は考えられないくらい大量のオモチャに囲まれています。


それでも、モノを大事にする人間に育ってほしいものです。




PS:香川へ嫁いでしまったベッドへ。


今までありがとう。

新しい相棒に可愛がってもらうんだよ。

バイバイ

 

 

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