長女の誕生秘話

第2子が今日誕生!

 

 

 

 

の予定だったが、まだのようだ。

 

 

なぜ今日の予定だったかと言うと、私の仕事が休みだったからである。

 

 

そうそう都合良くはいかない。

 

 

 

 

 

 

第2子の誕生が近くなり、長女(3歳)が誕生したときのことを思い出した。

 

 

 

 

 

さかのぼること3年と少し前。

 

 

 

その日はヨメの誕生日であった。

 

 

 

ヨメの誕生日に長女がでてくる予定だった。

 

 

 

しかし、そうそう都合良くはいかない。

 

 

 

 

 

だが、その日の夜に『おしるし』がきた。

 

 

 

あわてて行きつけの産婦人科へ行った。

 

 

 

 

 

 

 

先生によると、朝方には産まれるという。

 

 

 

そのとき夜中の1時。

 

 

 

まだまだ時間がある。

 

 

 

陣痛の間隔が短くなるまで、部屋で休む運びとなった。

 

 

 

 

 

 

その間に、書類へサインしなくてはいけない。

 

 

『万が一の事態となっても、訴訟を起こしません。』

 

 

という旨の書類。

 

 

 

こ・こ・これにサインしなきゃならんのか。Σ(゚д゚|||)

 

 

 

万分の一とはいえ、万が一の事態もありうるということだ。

 

 

 

凄くサインしたくないけれど、しなきゃならん。

 

 

 

 

 

 

日本は世界で最も、安全に出産できる国らしい。

 

 

 

それでも、女性は命がけで新しい生命を世に送りだすのだ。

 

 

 

大丈夫。

 

 

 

ヨメは健康だし、私はここの先生(産婦人科医)に全幅の信頼を置いている。

 

 

 

私が肚を決めないでどーする。

 

 

 

そう言い聞かせてサインした。

 

 

 

 

 

 

そして、ヨメはベッド、私は同室のソファーで休んだ。

 

 

 

 

来る大勝負に備えて、私は深い眠りについた。

 

Zzz…(*´~`*)。o○ ムニャムニャ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幾ばくか眠ったか。

 

 

 

 

私は看護師さんに起こされた。

 

 

 

 

 

 

時計をみると早朝の4時。

 

 

 

 

ヨメは部屋にいない。

 

 

 

 

坂本『あれ。。。ヨメは?ヽ( ´O`)ゞファーァ』

 

 

 

 

看護師さん『奥さんは、もう分娩室にいます。』

 

 

 

 

看護師さん『もうすぐ産まれますが・・・』

 

 

 

 

看護師さん『起きますか? このまま寝ますか?』

 

 

 

 

 

 

我が国の開国以来、この状況で

 

 

『寝ます。d(゚∀゚*)』

 

 

と言った日本男児が、存在したのだろうか。

 

 

 

 

 

 

私はあわてて分娩室行った。

 

 

 

 

 

あとはお子さんのいるご婦人や、立ち合いをした殿方なら知っていると思う。

 

 

 

そーである。

 

 

 

旦那は全く役に立たない。

 

 

 

 

できることと言えば、

 

 

団扇で仰ぐ。

 

 

持ってきたお茶を飲ませる。

 

 

最後に祈る。

 

 

これくらいだ。

 

 

 

 

 

そんなこんなで長女は無事に産まれた。

 

 

 

3年前の話である。

 

 

 

 

第2子ももうすぐだ。

 

 

 

きっと私はなにもできないだろう。

 

 

 

でも、

 

 

できれば、

 

 

立ち会える時間に産まれてきてほしい。