人に伝えるということ①

身体の変形に伴う痛みは、積み重ね(回数)と継続性(期間)が必要である。

 

 

これを患者さんに伝えるのは、いつも苦労する。

 

 

 

 

去年までちゃんと伝えてなかった気がしたので、猛反省して今年からきちんと伝えるようにしいる。

 

 

 

痛みがなくなっても、変形が残っていれば症状は再発する。

 

 

 

だから、患者さんの判断で施術をストップしたら、

 

『先生、また痛くなった(T_T)』

 

となるケースが非常に多い。

 

 

 

 

それって、患者さんの期待を裏切っていることである。

 

 

患者さんの利益を奪っていることである。

 

 

これはプロフェッショナルとして失格である。

 

 

と反省したのだ。

 

 

 

 

 

患者さんは

 

『一回で良くなる。』

 

という幻想を抱いてくる人が多い。

 

 

しかし、長年のゆがを解消させ、再発防止まで考えると、ある程度の回数と期間が必要となってくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば、ひざの痛い人がいたとして

 

 

整形でリハビリして、一回で痛みが消えないように、

 

 

サプリメントを飲んで、一瞬で治らないように、

 

 

プールでウォーキングして、一回で筋肉がつかないように、

 

 

 

カイロプラクティックの施術においても、ある程度の『積み重ね』がいるのである。

 

 

 

そして、症状が治まったあとも施術を『継続』していくことが大事。

 

 

 

 

痛みがなくなったからといって、サプリメントやプールをいきなりやめたら、また痛くなるのと同じ。

 

 

 

 

 

『ひざに溜まった水を抜いたら、一瞬で痛みが消えた。』

 

 

というのは皆さん聞いたことがあると思う。

 

 

 

 

しかし、治っているわけではない。

 

 

むしろ状況を悪くしている。

 

 

 

 

 

ひざが変形して水が溜まるのは、関節同士がこすれて摩擦が起こるのをやわらげるためだ。

 

 

そして、ひざの炎症を抑えるためだ。

 

 

 

 

 

 

では、この状況でひざの水を抜くとどうなるか?

 

 

 

ズバリ、『関節の変形がすすむ』のである。

 

 

 

『ひざの水を抜くとすぐ楽になった』

 

 

『でも、またすぐ痛くなった』

 

 

『2回目は水を抜いても、楽にはならなかった』

 

 

『3回目は余計痛くなってきた』

 

 

という話もよく聞くのはそのためである。

 

 

 

ひざに溜まった水は、変形を矯正していけば勝手に引いてくるのだ。

 

 

 

 

ではマメに水を抜いていくのと、

 

 

マメに変形を矯正していくのと、

 

 

どちらが1年後元気に歩けるか。

 

 

 

もうわかりますね。

 

 

 

 

1ヶ月ごとだと変化が感じられなくても、1年後には大きな変化となっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

てな感じでキチンと伝えていこうと思う。

 

 

しかし、人にものを伝えるというのは半端ないぜ。щ(゚Д゚щ)

 

 

 

 

 

例え話を使うといい。

 

 

とか

 

 

ユーモアを交えて。

 

 

とか本には書いてあった。

 

 

 

 

個人的には、上記のように長々と説明するのではなく、

 

 

 

『スパンッ』と一言で伝わるような、キレの良い言葉を使えるよう修行中である。

 

 

 

 

 

 

 

元ブルーハーツの甲本ヒロト氏。

 

 

彼ほどキレのある一言を発する人は、世にそうそういない。

 

 

彼の名言を2つほど紹介する。

 

 

 

 

『売れているものがいいものなら、

 

世界一のラーメンはカップラーメンだよ。』

 

 

 

 

あなたにとってロックとは?

 

というインタビューに対し

 

 

『ガキんちょだますのがロックだと思う。』

 

 

 

どうだろうか。この切れ味。

 

 

 

 

本質をとらえているから、短い言葉で伝わるのだ。




 

 

 

 

甲本ヒロト半端ないぜ。щ(゚Д゚щ)

 

 

今日からブルーハーツを聴いて修行するぜ。