いなり寿司

今日はわんぱーくへ行ってきた。

 

 

 

 

相変わらず広いところへ行くと、興奮して奇声を発しながら走り回る3歳の長女。

 

 

 

そして今日は、産まれて7ヶ月の次女もいる。

 

 

来年には次女もお姉ちゃんと走り回れるだろう。

 

 

 

 

とにかく、ありとあらゆる物に乗った。

 

 

 

 

 

園内を一周するチビッコ電車。

 

 

定番のメリーゴーランド。

 

 

ヨメとご機嫌で乗っていたポッポトレイン。

 

 

ファファキリンなるテント型のふわふわドーム。

 

 

アポロ2000という近未来な名前の舟型のやつ。

 

 

 

 

 

そしてクライマックスはチェーンタワーだ。

 

 

チェーンで繋がれたイスが、回転の遠心力を使ってメリーゴーランドの要領でグルグル回るのだ。

 

 

大人が乗っても十分楽しめるほどスリル満点。

 

 

 

1年半前に初めてわんぱーくへ来た時、長女はまずこの遊具に乗った。

 

 

 

結果、長女はビックリして遊具の稼働中泣き暴れた。

 

 

私が押さえ込まなければ、イスから落下するところであった。

 

 

 

 

その日、長女は怯えてそれ以降メリーゴーランドされ乗らなかった。

 

 

だからチェーンタワーは最後に残しておいたのだ。

 

 

 

 

 

さて、今回の長女の反応は・・・。

 

 

今回は泣かなかった。

 

 

そればかりか、キャッキャッとチェーンタワーを楽しんでいた。ヽ(´∀`。)ノ

 

 

 

子供の成長を、こういうところで親は実感する今日この頃である。

 

 

 

それから動物園エリアにもまわり、長女は念願だったお猿さんとの再会も果たした。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしていったん車に帰り、お昼ご飯を食べた。

 

 

 

 

 

 

 

この時、背筋が凍りつくような、おぞましい事件が発生した。

 

 

長女がやらかした。

 

 

 

 

 

 

いなり寿司を一口分、運転席と助手席のせまいせまい隙間に落としたのだ。

 

 

 

 

隙間というより、助手席を前後へ移動させるレールの上に落ちたのだ。

 

 

 

よくもこんな狭いところへ、器用に落としたものだと感心する。

 

 

 

手で拾おうとしても、指が届かない。

 

 

 

割り箸でも、かろうじてツンツンと先が届くのみ。

 

 

 

運転席からガッツリ見えるのに届かない。

 

 

 

 

 

助手席を前後へ動かしたり、いろいろ試したがダメだ。

 

 

せいぜい割り箸の先でツンツンだ。

 

 

 

 

すると後部座席にいたヨメが、驚異的な活躍をみせる。

 

 

後部座席から割り箸で、いなり寿司をほじくって掻き出したのだ。

 

 

 

いなり寿司は、おぞましい量のゴミを吸着してでてきた。

 

 

とはいえ、相手はいなり寿司。

 

 

転がり落ちた段階で、いくつかに分裂している。

 

 

 

 

まだ敵は全滅していない。

 

 

後部座席から掻き出せないやつもある。

 

 

 

そんな曲者は、私が運転席から割り箸でツンツンして動かし、ヨメが後部座席から取り出す。

 

 

 

夫婦でこれだけ力を合わせて共同作業をしたのは初めてだ。

 

 

 

長女は『(いなり寿司を落として)ゴメンね。ゴメンね。』

 

 

と言いながら私達を応援している。

 

 

 

次女も泣かずにジッと終わるのを待っている。

 

 

 

 

いなり寿司で家族が団結したのだ。

 

 

 

 

 

 

さて、かなりキレイに取れた。

 

 

 

 

運転席から見て、いなり寿司の具材であるタケノコの破片がまだ残っているのが見えた。

 

 

私が割りばしでツンツンすると、助手席のレール奥深くにタケノコは転がってしまった。

 

 

こいつだけは、どうあがいても取れなかった。

 

 

くそぉ。くそぉ。タケノコ。(#゚Д゚)

 

 

 

 

昼食を終え、滑り台で遊ぶ長女をみても、タケノコが頭から離れなかった。

 

 

 

 

ゴールデンウィークに、家族でとべ動物園に行っても、家族+タケノコが同乗しているのだ。

 

 

まんのう公園へ行っても同じ。

 

 

 

我が家が西へ行けば、同じだけタケノコも西へ進む。

 

 

 

 

もれなくタケノコも付いて回るのだ。

 

 

 

 

 

 

いつかタケノコが、ひょっこり出てくる日があのだろうか。

 

 

いつか救出できなかったタケノコを、忘れる日が来るのだろうか。

 

 

 

モヤモヤするぜ。