お財布

5月某日。

 

 

ヨメの誕生日。

 

 

そして、その日が結婚記念日である。

 

 

 

さて、『誕生日なにがえい(・・? 』

 

 

と聞いても、毎度の事ながらなかなか欲しいものがでてこない。

 

 

 

 

ここで一発、

 

 

『じゃあ、財布を買おうか?』

 

 

と提案してみた。

 

 

 

ヨメは今の財布を長く使っていたようで承諾した。

 

 

『では誕生日までにネットなどで調べて、欲しいやつを探しておくように。』

 

 

と指令をだしておいた。

 

 

 

 

 

実は、私も自分の新しい財布が欲しかった。

 

 

12月のクリスマスにプレゼントしてもらおうと思ったけど、まだ欲しいやつが決定してなかった。

 

 

2月の誕生日には決定していたけど、さすがに高価すぎてヨメに『買って』とは言えなかった。

 

 

そこで、この機会にヨメの財布と自分の財布をダブルで買ってしまおうと決めたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

長らく現金商売をやっていると、お金に関心を持つようになる。

 

 

お金はもちろんみんな関心があって好きだと思うが、そうじゃなくって。

 

 

 

お金という物体自体を好きになったり、自分なりのルールを作ったりするのだ。

 

 

ピンと伸びた新札をこよなく愛したり。

 

 

こまめに両替して、お釣り金はすべて新札にしたり。

 

 

新札のお札のにおいを、こよなく好きになったり。

 

 

 

 

さらには、お金にまつわるジンクスに興味を抱くのである。

 

 

そうなってくるとお財布にも関心がわくのである。

 

 

 

 

長らくポケットにはいる二つ折りの財布を愛用していたが、お札を折らずに収納できる長財布チェンジしてみようと思ったからだ。

 

 

 

『お金持ちは長財布』というジンクスがあるようだが、それは迷信だと思う。

 

 

男性でよくみかけるのが、長財布をズボンのうしろポケットに突っ込み、そのまま座る人。

 

 

お金をお尻で踏んづけて、金運が上がるわけない。

 

 

もちろん財布も傷むし、骨盤もゆがむ。

 

 

 

重要なのは財布の形でななくて、お金をいかに大事にしようと心掛けているかである。

 

 

 

私にとってお金を大事にするとは、

 

 

『綺麗なお札でお客さんにお釣りを渡す』

 

   ↓

 

『なるべくお札に折り目をつけない。』

 

   ↓

 

『長財布にする』

 

 

という流れに至ったのだ。

 

 

 

 

 

さて5月某日。

 

 

ヨメと二人でとあるショップへ行き、それぞれが欲しいが財布を購入した。

 

 

ふむぅ。(°m°;)

 

 

ケチで有名な私が、こんな高価なものを買ってしまった。

 

 

でも、ヨメも私も満足な買い物であった。

 

 

 

ちなみに、手元にある本にこう書いてある。

 

 

財布の値段と年収は比例していているそうだ。

 

 

財布の値段×200倍がその人の年収となるそうな。

 

 

つまり、1万円の財布なら年収200万円

 

3万円の財布なら年収600万円

 

10万円の財布なら年収2000万円

 

となる。

 

 

あくまで、あくまで某書籍に書いてあったことですからね。

 

 

 

えーと、先日購入した財布が〇〇円やから・・・

 

 

キタ━━━━(゚д゚)━━━━!!!

 

 

これだけは都市伝説でないことを祈る。

 

 

 

 

そして、購入した財布にみあう仕事をせねばならぬと胸に誓ったのであった。