3歳のお誕生日

私『お父さんのどこが好き~?』

 

 

次女『ここ~ヽ(*´∇`)ノ

 

と言って私の頬っぺたを指差す次女。

 

 

 

いやいや。 (^_^;)

 

 

 

ここでいう『どこ』ってのは、パーツの話やなくって…

 

 

優しいとか。

 

 

カッコイイとか。

 

 

冴え渡る親父ギャグとか。

 

 

どういうところが好きかを聞いているわけで…

 

 

 

 

そんな次女も3歳となった。

 

 

 

 

まだ次女が生まれた頃のことを鮮明に覚えている。

 

 

大雨の影響で、店の周辺が浸水したのが3年前。

 

 

その数日後に次女は産まれた。 

 

 

 

 

写真を見返すと、顔や髪型が少しずつお姉さんになってきた。

 

 

 

泣いた時の顔が、負け越したときの琴奨菊にそっくりだったのが3年前。

 

 

 

ジャンボ尾崎の髪型にそっくりだったのが2年前。

 

 

 

お風呂のとき、あまりにもお尻が可愛いかったので、後ろからかぶりついたら、

 

『しぇんとって~(やめて)」

(o゚Д゚)=◯)`3゜)∵

 

 

と言ってビンタをされたのが1年前。

 

 

 

眉毛がこち亀両津のようにつながってきたのが3ヶ月

 

 

 

大きくなったら

 

『お母さんとアイスクリーム屋さんをする』

 

と言っていたのが2ヶ月前。

 

 

 

川に足まで浸かっていて、石を拾おうとしてそのまま前のめりに倒れて溺れかけたのが1ヶ月前。

 

 

そして3歳のお誕生日を迎えた。

 

 

 

 

相変わらずプレゼントの山。

 

 

私の父・母・叔母・嫁の母まで服を買ってきた。

 

 

しかも長女の分まで買っていたりするのだ。

 

 

 

私が幼少の頃は

 

『欲しがりません。勝つまでは。』

 

というスローガンのもと、両親は余計な服やおもちゃなんかちっとも買ってくれなかったのに。

 

 

 

豊かな時代になったのか。

 

 

孫には買ってあげたいだけなのか。

 

 

 

 

 

嫁のお兄さんが買ってくれた、赤ちゃんのお人形には姉妹共に目を輝かして群がった。

 

 

メルちゃんの妹で『ネネちゃん』と言ふらしい。

 

 

このプレゼントは次女の熱いリクエストであった。

 

 

自分が赤ちゃんみたいなくせに、赤ちゃんのお世話をしたいと言い出した。

 

 

オムツのCMで赤ちゃんがでてくると

 

 

『赤ちゃん。赤ちゃん。(σ ´v`)σ

 

と言って喜ぶ。

 

 

 

CMが終わると

 

 

『赤ちゃん。赤ちゃん。。゚(゚´Д`゚)゚。』

 

 

と手足をバタつかせて、泣いて怒るのだ。

 

 

 

こんな小さい子でも母性が芽生えているのである。

 

 

 

そこへ念願の赤ちゃん(の人形)

 

 

 

 

私の買ってきた絵本は、タイミング悪く渡したので姉妹は見向きもしない。

 

 

次女『お父さん、みてみて~』

 

 

次女『ネルちゃん、寝かしたら目をつぶるで~』

 

 

メルちゃんの妹でネネちゃんである。

 

 

ネルちゃんではない。

 

 

だがその程度のボケで、わざわざ私は突っ込まない。

 

 

 

 

私『起こしたら目を開けるがでっ。』

 

 

そう言うと

 

 

長女『ほらネルちゃん。起きなさい。朝ぞね。』

 

(*'Ι')ノツ)゚ロ゚)

 

と言って人形を揺らしたりバシバシ叩く長女。

 

 

 

 

私『いや、あの、違う。起こすと言っても体を起こしたら目が開きます。』

 

 

 

次女も、まだまだ長女のボケの切れ味には敵わないようだ。