バレンタイム

今年のバレンタインはチョコ0個であった。

 

 

『万々商店街のプリンス』と呼ばれたあの頃が懐かしく感じる。

 

 

 

よほど不憫に思ったのか、娘たちが学童で貰ったチョコの残りを父にくれた。

 

 

貴重な糖分を、父に提供してくれたのである。

 

 

 

 

 

さらに、よほど不憫に思ったのか、次女に至っては茶色い折り紙でチョコを折ってくれて父にくれた。

 

 

一杯のかけそばのように、心温まる話である。

 

 

 

 

娘はいい子に育った。

 

 

優しい子に育った。

 

 

私と嫁さんの教育は間違ってなかったのだ。

 

 

 

 

 

 

そうは言っても、嫁さんがチョコをくれた。

 

 

チョコゲットである。

ワーイεε=ε=ε=ヾ(´∀`*)ノ

 

 

夜、嫁さんと一緒に食べた。

 

 

サクサクして美味しいやつだった。

 

 

 

 

 

私は家族に支えられて生きているのだ。

 

 

 

と実感できた日であった。

 

 

 

 

小学1年の次女が書いた作文を読んでみた。

 

 

『今日はバレンタイムでした。いえで男の子はお父さんだけだったので、お父さんにバレンタイムのチョコをあげました。おいしかったよといってくれました。』