43歳

 

 

43歳の私の誕生日。

 

 

そしてその日は、天皇陛下の誕生日。

 

 

仕事は休みであった。

 

 

 

 

誕生日のその日、私はなにをしていたのかというと、滑り台の影に身を潜めていた。

 

 

もちろん、子供達とかくれんぼをしているのである。

 

 

『うひー。三 (lll´Д`)

 

 

『恥かピー。(///ω///)

 

 

『早く見つけてくれたまへ。』

 

 

 

公園で遊ぶほかのお子ちゃまや親御さんの、私への視線が気になる。

 

 

 

 

あ、あの・・・

 

 

ストーキングや盗撮の類いではないよ。

 

 

もちろん人さらいでもないよ。

 

 

人さらいはこんな端正な顔立ちではないよね?

(°m°;)

 

 

43歳の誕生日、まず私がやった事はかくれんぼであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

43歳といえば、星野達郎より一つ年上となる。

 

 

あの星野達郎よりだ。

 

 

 

 

星野達郎をご存知ない方の為に説明すると、

 

 

101回目のプロポーズというドラマで、武田鉄矢が扮する主人公の名前が星野達郎である。

 

 

『ボクは死にましぇん。』

。゚(*´□`)゚。!!

 

 

という画期的なプロポーズで、一躍スターダムにのし上がった人こそ星野達郎である。

 

 

子供のとき、凄くオジサンに見えたが、今日その星野の年を上回ってしまった。

 

 

 

 

 

43歳。

 

 

厄年は無事に過ぎたのだろうか?

 

 

満で何歳だの、数えで何歳だの。

 

 

正月超えたらOKだの、節分までだの。

 

 

本厄だの後厄だの。

 

 

この手のことに関心がないので、いつ終わったのかまだなのか、よく分からない。

 

 

 

よくわか分からないので、終わったことにしてしまおう。

 

 

厄年の間、結局悪いことは何も起こらなかった。

 

 

 

 

しいて言えば・・・

 

 

かくれんぼしている最中。

 

 

見つからない父を放置して、娘たちがそのままどこかへ遊びに行ってしまった事くらいさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜は、嫁さんのつくった手巻き寿司をみんなで食べて、ケーキを食べた。

 

 

 

幸せだなぁ。(*´-`*)