長女の座右の銘

 

『興味津々』

 

 

興味が次々とわいて、つきないさま。

 

 

 

 

 

長女が小学5年生になった。

 

 

勉強ドリルで、ことわざや慣用句の問題があったが、長女はさっぱり解けなかった。

 

 

 

『小学生のまんがことわざ辞典』

 

 

『小学生のまんが慣用句辞典』

 

 

『小学生のまんが四文字熟語辞典』

 

 

なる本を買い与えた。

 

 

 

 

各格言に4コマ漫画と解説文があるので、読みごたえがあり、頭にはいるらしい。

 

 

長女は大変この本を気に入り、時間があれば『ジーっ』と読んでいた。

 

 

晩御飯を食べたら自分の部屋に閉じこもり、慣用句辞典の本をジーッと読んでいた。

 

 

洗濯物のお手伝いを急いで終わらせ、四文字熟語の本をジーッと読んでいた。

 

 

小学2年になったばかりの次女も、姉とことわざ辞典の本を取り合いして読んだ。

 

 

 

 

 

2日後には姉妹でクイズを出し合うまでになった。

 

 

次女『2階から?』

 

 

長女『目薬』

 

 

 

 

長女『猿も?』

 

 

次女『木から落ちる』

 

 

 

 

次女『次おとーさんね。鬼の?』

 

 

父『お面。』

 

 

次女『ブブー。鬼の目にも涙で~』

 

 

 

 

長女『カッパの?』

 

 

父『Q太郎。』

 

 

長女『ブブー。カッパの川流しで!』

 

 

 

 

 

 

 

 

ある日、ことわざの本を読んで、長女が感慨深げに言った。

 

 

長女『お父さん。私ねぇ、漁夫の利っていう言葉は嫌い。これは違う。』

 

 

 

 

漁夫の利とは、

 

 

双方が争っているすきにつけいり、他の者がなんの苦労もなく利益をおさめること。

 

 

という意味である。

 

 

長女『アタシは、ズル賢くとか運やなくって、自分で頑張ってやらないかんと思う。』

 

 

 

フムフム。

 

 

ピュアである。

 

 

 

さすがは小学生。

 

 

純粋である。

 

 

 

 

私も20歳くらいまでは純粋だった。

 

 

しかし、社会の荒波に揉まれまくった43歳の考えは違う。

 

 

運だろうが他力だろうがコネクションだろうが、利用できるモノはなんでも利用したい。

 

 

しかし、この話はまだ長女には伏せておこう。

 

 

 

 

 

 

 

長女と一緒に『ベスト・オブ・マイことわざ』を決めてみた。

 

 

 

私の格言はこれだ。 

 

 

『窮すれば通ず(きゅうすればつうず)』

 

 

このことわざは・・・

 

 

行き詰まったときは、なにか変わらざるを得なくなる。

 

 

すると、思いがけない活路を見出せる。

 

 

という意味である。

 

 

 

 

 

私も、このような体験を何度もした。

 

 

中途半端に良かったり悪かったら、大きな方向転換はできない。

 

 

しかし、追い詰められて『エイッ』と大きく方向転換したら、今までとは違うステージにワープできた事がある。

 

 

 

 

 

そして、長女が選んだ言葉はこれだ。

 

 

『独立独歩』

 

 

意味は、他人にたよることなく、自力で自分の信じる道を行く様子。

 

 

素晴らしい。

 

 

自立できない若者が多い中、長女は10歳で自立を決意した。

 

 

 

 

 

 

 

子供たちはまるでスポンジのように、興味をもったことを吸収していく。

 

 

長女は次に、『ちびまる子ちゃん作文教室』という本にはまってジーッと読んでいる。

 

 

次女は、絵が上手くなりたいらしく、毎日練習している。

 

 

楽しみだなぁ。♪(´∪`●)ゝ