ねぇねぇお父さん

長女『ねぇねぇ。お父さん。あれってカラオケボックス?』

 

 

公園へ向かう車中で、小5の長女が質問してきた。

 

 

 

父『あれは電話ボックスじゃよ。』

 

 

チキンハートで有名な私は、あんな公衆の面前でミスチルを熱唱できない。

 

 

 

小5の長女にとって、電話ボックスなんて知らないんんだろうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

お父さんに何でも聞きなさい。

 

 

世の中の分からないことでも、人生相談でもなんでも聞くよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

次女『ねぇねぇ。お父さん。お誕生日の日に死んだ人おったら、お誕生日パーティーのご飯食べてからお葬式するが?』

 

 

次女『それとも、お誕生日のご飯食べんとに、お葬式だけするが?』

 

 

次女はたまに哲学的な質問をする。

 

 

たしかに切実な問題でもある。

(。_。(゚д゚(。_。(゚д゚ )うんうん

 

 

小2にして、この難問を夜中に悶々と考えていたに違いない。

 

 

 

 

だが、何でも答えを教えれば良いというわけではない。

 

 

自分で考えるのも大事である。

 

 

というか、この質問の答えを私も持ち合わせていない。

 

 

 

 

 

父『どっちがえいと思う?』

 

 

次女『うーん。せっかく用意したお誕生日の料理食べんと、勿体無くない?ケーキもあるし。』

 

 

父『そうやね。お父さんが誕生日に死んだら、パーティーやってケーキも食べてから、お葬式やってえいきね。』

 

 

次女『うんうんっヽ(*´∇`)ノ

 

 

お誕生日用の料理を用意していたら、お葬式用の弁当も注文しなくてよい。

 

 

実に合理的である。

 

 

 

 

 

 

 

 

長女『ねぇねぇお父さん。あたしが今読みゆう本の題名知っちゅう?』

 

 

なんと回答意欲のわかない質問だ。

 

 

父『さ・・・さぁ。』

 

 

長女『ちゃんと考えてや』

 

 

 

 

どうやら長女は暇で父にかまってほしいだけなようだ。

 

 

長女はいま活字にはまっている。

 

 

ラノベとか魔女の小説(小学生用)とか。

 

 

 

 

父『わかった。魔女やろ。』

 

 

長女『魔女のなに?』

 

 

 

 

父『魔女 vs お相撲さんやろ!』

 

 

長女『違う。ちゃんと考えて。』

 

 

 

 

何度かやりとりした結果、

 

 

『黒魔女さんが通るシリーズ』

 

 

という本だと分かった。。

 

 

黒魔女さんが通るシリーズは10冊以上あるけど、すべて読破したそうな。

 

 

 

 

うーん。子供たちにもっと良い回答ができないだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう20年くらい前の話になるが、子供でんわ相談で伝説となる名回答があった。

 

 

小学低学年の女の子が質問して、先生が答えている。

 

 

女の子『はやく大人になりたいです。どうすれば早く大人になれますか?』

 

 

ウーム。

 

 

難しい質問だ。

 

 

なんと答えるか。

 

 

先生『そうだねぇ。楽しいことをしていると早く時間が過ぎるでしょ?』

 

 

先生『だから楽しいことをしていると早く時間が過ぎて、すぐ大人になるよ。』

 

 

ふーむ。

 

 

素晴らしい。

 

 

私もこんな回答がしてみた。

 

 

まだまだ修行が足りないな。