記憶の探求

東京へ勉強会にいってきた。

 

 

私は毎回ルーズリーフにメモをする。

 

 

アジャストメント(矯正)のコツや、練習に改善点を指摘された点、講義中疑問に思った事・・・などなど。

 

 

決してテキストに書いてないことばかりだ。

 

 

 

 

 

 

土日とセミナーに行き、日曜にメモしたルーズリーフが5枚。

 

 

これを、帰りの飛行機で目を通しておこうと思い、クリアファイルにいれて手元に持っていた。

 

 

しかし、疲れていたのか、帰りの飛行機は爆睡。

 

 

高知空港に到着した衝撃で、私は目を覚ました。

 

 

ビックラこいた。Σ(゚ロ゚;)

 

 

 

 

 

 

 

飛行機からでるときは、後ろから人が次々くる。

 

 

タイミングよく席をでなければ、この人波というウェーブに乗れずに席で待ちぼうけとなる。

 

 

さっき起きたばかりの私は、急いで荷物棚のリュックとお土産を取って人波ウェーブに乗った。

 

 

 

 

 

 

 

 

帰宅して、セミナーでもらったテキストをファイリングしていった。

 

 

講義の種類もテキストの量も半端ない。

 

 

ファイルがパンパンになったので、講義をシーズンごとに分けてファイリングし直した。

 

 

 

 

 

 

 

さて、メモしたルーズリーフもファイリングして・・・・

 

 

ない。

 

 

メモしたルーズリーフがないのだ。

 

 

 

 

カバンを隅々までさがした。

 

 

ない。

 

 

 

 

もう一度カバンを隅々まで探した。

 

 

ない。

 

 

 

 

さっき、ファイリングし直したとき、どこかに紛れ込んだのだろう。

 

 

 

 

 

カイロプラクティック哲学のファイル

 

 

ない。

 

 

 

 

アジャストメント(矯正)のファイル

 

 

ない。

 

 

 

 

レントゲンとか検査のファイル

 

 

ない。

 

 

 

 

 

なぜか、数年前のセミナーのルーズリーフファイルまで見直した。

 

 

もちろんない。

 

 

 

 

ルーズリーフを探す作業は深夜まで及んだ。

 

 

ない。

 

 

 

 

 

カバンをもう一回みた。

 

 

ポケットがたくさんあるカバンだ。

 

 

やっぱりない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛行機でバタバタしてて、席においてきたかも。

 

 

それか爆睡している間に、クリアファイルの中身が席の下に落ちていたのかも。

 

 

空港に電話してみた。

 

 

ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うーむ。

 

 

これは、もう記憶を呼び戻すしかない。

 

 

1個1個、セミナー中に教わったポイントを、記憶の断片をルーズリーフに書いていった。

 

 

あの矯正のとき、あれとこれを教えてもらって。

 

 

あの先生がこれを言っていて。

 

 

この先生はこれを教えてくれて。

 

 

頑張って書いたけど、ルーズリーフ1枚。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3日ほどして、神隠しにあっていた大事なルーズリーフが発見された。

 

 

 

 

お客さんに、お土産をたくさん買っていた。

 

 

練習用の動画撮影に協力してくださった方々に、お礼で配るやつだ。

 

 

その紙袋の底に、お目当てのルーズリーフはあった。

 

 

席を立つバタバタの状況で、リュックのチャックを開ける暇がなくて、お土産の紙袋にクリアファイルを入れたのだろう。

 

 

 

 

 

 

ルーズリーフが見つかって良かった。

 

 

それよりも、3日間必死で記憶を呼び起こしたのは無意味ではなかったと思う。

 

 

 

 

 

 

 

セミナーで書いた、大事な改善点のメモ。

 

 

そのメモをすぐに見るより、必死で思い出そうとしたプロセスは貴重な体験だ。

 

 

 

なんせ必死で思い出そうとした。

 

 

必死でアウトプットしたから、より深く改善点が脳に刻まれたはずだ。

 

 

これくらい必死じゃないとダメなんだな。