東京のシオカワスクールへ勉強に行ってきた。
現在スクールでは、講義に使うテキストを新しく作り直している。
そのテキスト作成チームに、私も参加させて頂いている。
テキスト作成チームでランチミーティングに行った。
チームといっても3人。
カレー臭の強いカレー屋だった。
カレーを食べながら、みんなの未来像とか、なにを優先して生きていきたいかなど、ざっくばらんに話した。
テキスト作成は大変なので、家族や趣味など大事にしているものを犠牲にしてほしくはない。
というリーダーの気配りである。
リーダーの先生から
『あっくんは将来どうなりたいの?』
『どうなったら満足?』
と聞かれた。
※シオカワスクールは、チームによってニックネームで呼び合う風習がある。
どうなったら満足かぁ。
将来どうなりたい?
うーん。
最近そんな事考えてないなぁ。
若い時は、将来どうなりたいとか考えていたけど。
最近は、目の前の日々をこなすので精一杯だ。
それはそれで充実しているのだと思う。
その積み重ねが将来となる。
若い頃は、成功哲学の本読んだり、セミナーへ行ったりしていた。
成功セミナーでは、目標とご褒美をつくってそれに向かっていくのがセオリーだった。
5年後に年収いくらで、ご褒美にロレックス。
10年後は年収いくらで、ご褒美にベンツ。
といった具合だ。
そういう物欲がないと、人間は頑張れない。
というのが、その当時のセミナーの教えであった。
さて、時を現代に戻す。
『あっくんは将来どうなりたいの?』
『どうなったら満足?』
うーん。
スタッフをバンバン増やしていくとか、趣味でこんなことしてみたいとか、まだよくピンときていない。
ただ一つだけ、こうなれば満足というのがある。
それを話した。
『5年後、10年後。子供がもう少し大人になった頃に、おとーさんは凄い人だったんだ。』
『子供からそう思われたら一番うれしいかな。』
これが率直な答えだ。
そっかぁ。
自分が欲しいものはこれだったんだな。
質問されて気づくことってあるんだな。
嫁さんは一緒に苦労してくれたし、私の仕事のことも理解してくれていると思う。
ただ、娘たちは私の仕事のこはとを、なーんにも知らない。
5年後10年後に、おとーさんはすごい人だったんだ。
そう思われたい。
『だから、このシオカワスクールのテキスト作成チームにいるというのは凄く名誉なこと。』
『だからこそ、このチームで頑張りたい。』
チームにそう伝えた。
シオカワスクールのテキストをつくるということは、すなわち日本のカイロプラクティックの教科書をつくるということ。
そのつもりで挑んでいる。
いつか。
娘たちに、その価値が分かる日がくれば良いな。





