慢性疲労の方へ
マッサージに行き、サプリメントを飲み、しっかり休養しても身体の疲れがぬけない、という人がたくさんいます。
その原因はなぜでしょう?
突然ですが、以下の項目で当てはまるものをチェックしてください。
□朝起きるのつらい。
□熟睡できない。
□甘いものやしょっぱいものが好き。
□体がいつもだるい。
□性欲が減退した。
□小さなことでイライラする。
□風邪や気管支炎、副鼻腔炎などがなかなか治らない。
□生理前の腹痛・頭痛・むくみ・便秘が悪化している。
□コーヒーやチョコレートを食べないとやる気がでない。
□甘いものを食べると元気になるが、その後だるくなる。
□夕方になると少しずつ元気になる。
□慢性的に便秘・冷え性である。
チェックした項目が3つ以上あれば、副腎疲労に陥っている可能性が高いです。
現代社会に生きる私たちは、ストレスにさらされながら生きています。
そのストレスをコントロールするのが副腎です。
副腎はクルミくらいの大きさで、小さな臓器ですが、ホルモンの分泌・血糖コントロール・免疫機能・炎症反応など重要で幅広い機能があります。
副腎が疲労を起こすと、いつもぐったりして疲れがぬけません。
ひどい人になると気力がなくなり、ほとんど布団から起きられなくなります。
実はうつ病と診断されている人の多くは、うつ病ではなく副腎疲労によるホルモンの乱れではないかと副腎の専門家は言います。
副腎が疲労を起こしてしまうのはなぜでしょうか?
その原因は、
●過度な労働
●人間関係のストレス
●偏った食生活
●日常的な飲酒
●喫煙
●夜型の生活
●薬品や添加物の影響 など様々です。
それにより、分泌される副腎皮質ホルモンの一つ『コルチゾール』が減り、副腎疲労の症状が表れるのです。
カイロプラクティックでは、副腎機能障害なら神経が副腎とつながっている胸椎の9番~12番、もしくは腰椎の1番か2番を矯正します。
副腎疲労のある人は、必ずこの部分の柔軟性が失われていて、副腎へと繋がる神経が圧迫されているのです。
ここを矯正して神経圧迫を解放すると、副腎の機能が回復してきます。
そのほか、風邪や気管支炎・副鼻腔炎がなかなか治らない人、アトピーやアレルギー・喘息の人も副腎と大きな関係があります。
アメリカの医療機関では、突発性難聴・目まい・耳鳴りも副腎の機能をあげていくことで症状を改善した例がたくさんあります。
便秘も典型的な副腎疲労の症状です。
多くの女性にとって、便秘くらい当たり前の状態と思っているかもしれませんが、人間の体内にはいった毒素の60%~80%は便とともに排出されます。
便秘は万病のもとです。
しかし、根本的な解決をせず、定期的に便秘薬を飲んで、その場をしのぐという方が多いのが現状です。
『チョコレートを無性に食べたくなる。』という女性も多いですね。
これはチョコレートに含まれるマグネシウムを体が欲しているのです。
毎月おとずれるPMS(生理前のだるさ)や便秘で不調なとき、チョコを食べて疲れた副腎を刺激し、気力を奮い立たせているのです。
しかし、チョコに含まれた多量のカフェインによって、副腎疲労をさらに悪化させるという悪循環に陥っているケースが多いです。
やはり対処的な処置ではなく、副腎の機能を高めていく必要があります。