大運動会 2017 親父リレー

 

 

今回のタイトル

 

『大運動会 2017 親父リレー』

 

 

は、大好きな『北の国から 87 初恋』をイメージして作成しております。 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年は長女が、保育園では最後の運動会。

 

 

プログラム最後にある保護者リレーは、並々ならぬ想いがあった。

 

 

ここは一発かましてやろう。

 

 

今年こそアンカーを走ってやろう。

 

 

 

 

 

アンカーはきっと、保護者会の会長がくる。

 

 

会長は体操の先生である。

 

 

見るからに足は速そうである。

 

 

年齢も私よりずいぶん若い。

 

 

ライバルとしては申し分ない。

 

 

それどころか、あまり余ってお釣りがくる。

 

 

 

 

 

そこでアンカー勝負を制すれば私がヒーローとなる。

 

 

という設定である。

 

 

妄想通りにいけばの話だが・・・

 

 

 

 

 

娘達もこれからは、父を尊敬の眼差しで見ることだろう。

 

 

きっと父にカンチョ―なんてもうしてこない。

 

 

 

 

娘達には

 

『お父さん脚速いきね。』

 

 

『アンカー走るきね。』

 

 

『おまんらも頑張って走りよ。』

 

 

と散々言った。

 

 

 

 

あえてアンカーと言ったのは、退路を断つためだ。

 

 

気持ちが揺らぐと、お気楽な中盤をついつい走ってしまう。

 

 

 

 

保護者リレーは、序盤、中盤では半周差くらいつく。

 

 

でもなぜかアンカーでは接戦となる。

 

 

中盤で大差になると、前を走る人が手を抜くから、結果として終盤やアンカーは接戦になるのだ。

 

 

 

『お気楽な中盤ではなく、アンカーを走る。』

 

 

と、先に宣言しておかないと、私の気持ちが揺らぐかもしれないからあえて言ったのだ。

 

 

そして、来るべき日に備えていった。

 

 

 

 

 

夏はなぜか腹が減って、食べ過ぎた。

 

 

出勤途中でコンビニへ行っておにぎりとパンと野菜ジュースを買って店で食べた。

 

 

朝御飯を食べているにもかかわらずだ。

 

 

さすがに太った。

 

 

しかし、9月に入ってからは節制して3キロ痩せた。

 

 

少しずつ、心と体を来たるべき日に備えていった。

 

 

 

 

 

そんなこんなで決戦の前日を迎えた。

 

 

プログラムをチェックした。

 

 

子供との二人三脚とかあれば練習しとかないと。

 

 

 

 

そこで、衝撃的な事実が発覚。

 

 

 

 

 

プラグラムを見ると、今年は

 

 

『保護者リレー』

 

ではなく

 

『保護者の綱引き』

 

 

となっているではないか。

 

 

Σ(°д°lll)ガーン

 

 

 

 

今年の保護者競技は、リレーではなく綱引き。

 

 

この世の中は、時に残酷である。

 

 

 

 

 

今年は子供たちに頑張ってもらうしかない。

 

 

はたして、お子ちゃま達はかけっこで激走を見せてくれるのか。