ドッジボール

 

長女が年中組のとき。

 

 

参観日で、保護者と年長組が楽しそうにドッジボールをしているのを見て羨ましかった。

 

 

 

あと1年の我慢だ。

 

 

あと1年で子供たちとドッジボールできると自分に言い聞かせた。

 

 

その日は枕を涙で濡らした。

 

 

 

 

 

 

 

それから1年。

 

 

やっと長女もドッジボールをできる年長組になった。

 

 

まずは子供たちが二手に分かれてドッジボール。

 

 

長女はボールを投げるわけでもなく、当たるわけでもなく。

 

 

蝶のように舞い、小鹿のように怯えて逃げ回った。

 

 

その結果、最後まで残り見事勝利に貢献した。

 

 

 

 

ママチャリを立ちこぎしたら、保育園から5分で店に着く。

 

 

1015分〜20分くらいに保育園を出る予定であった。

 

 

なぜなら11時からお店の予約がはいっているのである。

  

 

それ以降は夕方までエンドレスで予約が入っている。

 

 

ドッジボールが終われば完全に頭を切り替えてお仕事せねば、とても乗り切れない。

 

 

 

 

 

時間がかなり押し気味であったが、やっと保護者と園児とのドッジボールがスタート。

 

 

このときすでに1020分。

 

 

 

あと少しくらい。

 

 

念願のドッジがしたいのだ。

 

 

あと5分。

 

 

あと2分と粘ってドッジボールをした。

 

 

 

 

 

 

保護者も園児も数が多く、なかなかボールが回ってこないので、私はギリギリの中央ラインの前に待ち構えてボールを待つ。

 

 

だが、ボールを持った園児たちは、親の仇のごとく凄い剣幕でボールを投げてくる。

 

 

 

 

迫力に圧倒されて何度かボールを受けずに避けてしまった。

 

 

長女に似て、避けるのだけは上手いのだ。

 

 

いかん。

 

 

早く当たって帰らないと。

 

 

さすがに時間がない。

 

 

最後は大の字に手足をひろげ、ボールに当たって外野へ。

 

 

そしてそのまま先生に挨拶をして保育園をでた。

 

=====┌(;゜Д゜)┘

 

 

 

 

10時半に保育園をでで、1035分にお店へ到着。

 

 

1040分には、11時予約のお客さんが来た。

 

 

ドッジボールからわずか10分後にはお仕事をしていたわけである。

 

 

 

 

 

楽しかったドッヂボールの余韻をかき消し、頭を仕事に切り替えた。

 

 

ここまでプライベートとお仕事の切り替えを素早くできるのは、世界広しと言えども私かスーパーマンくらいだろう。

 

 

スーパーマンはなんせ早い。

 

 

走りながら服を脱いでいき、電話ボックスを出る頃にはもうお仕事モードになっている。

 

 

ドッジボール楽しかったなぁ。

 

 

もうちょっとドッジボールしたかったなぁ。(°m°;)