頭痛でお悩みの方

まずはあなたの頭痛の特徴を知りましょう。

 

そもそも頭痛は、体の内からのシグナルです。現在、体に負担になっている原因を見つける重要なカギとなります。

 

カイロプラクティックでは、頭痛に対して発症する時間帯や発症している場所などの様々な要因をもとにアプローチしていきます。

 

 

 

<①朝起きた時の頭痛>

このタイプの頭痛は化学物質(毒素)による原因が考えられます。

 

例えば、化学製品、農薬、食品添加物、合成洗剤、香料、アルコール等、このような体にとって有害な物質が蓄積されたときに体からのシグナルとして頭痛になる場合があります。

 

寝ている時に代謝が低下し、体の毒素が停滞することで頭痛が起きます。

 

通常、人間の体はこれらの化学物質を甲状腺、副腎、肝臓、腸などの臓器によって解毒、排毒する機能を備えてます。

 

しかし、背骨の神経圧迫が起こることで、その神経ラインの機能が低下/亢進し、体の正常な機能が失われ頭痛が発症すると考えられます。

 

 

 

<カイロプラクティックでのアプローチ>

甲状腺や副腎や消化器系といった排毒を促す臓器を支配している神経に対してアプローチしていきます。

 

1)甲状腺機能低下(甲状腺ホルモン低下):頸椎6番~胸椎3番

 

2)副腎機能低下(副腎皮質モルモン低下):胸椎8番~胸椎12番

 

3)消化器系の異常:胸椎4番~腰椎3番

 

 

 

<②日中~夕方にかけての頭痛>

 

このタイプの頭痛は、仕事の後半の夕方に筋肉が緊張し、硬直することによって起こることが多く、緊張性頭痛と呼ばれます。

 

長時間のPC作業やデスクワークなどにより頚部の緊張や眼精疲労により交感神経が過剰になっていることを示します。

 

交感神経が過剰になると血管は収縮し、血流障害を起こします。

そのため、体の老廃物や毒素が蓄積し頭痛を誘発します。

 

 

 

緊張性頭痛の特徴として

夕方になると特につらくなる。

頭全体が締め付けられるような感じ。

●痛みが目の上や後頭部、ときに首や肩のうしろにひろがる。

●発作的でな長時間続くケースが多い。

 

緊張性頭痛は、入浴やマッサージで一時的に楽になるケースもあるようです。

この頭痛は、交感神経を刺激するような深呼吸、休息、軽いエクササイズで緩和していきます。

 

 

カイロプラクティックでのアプローチ

緊張して交感神経が過剰になっている状態なので、副交感神経支配の頸椎5番~後頭骨に対してアプローチをしていきます。

 

副交感神経支配:頸椎5番~後頭骨(頭蓋骨)

 

 

 

 

<③吐き気を伴う頭痛>

 

吐き気を伴う頭痛は『片頭痛』にも分類されます。

 

『片頭痛』が起こる直前には肩こりがでることも多く、発作的に頭痛が起こります。

 

片頭痛は週末に起こりやすいのも特徴です。

 

多忙な1週間の緊張から解放された週末。寝坊や遊びにより、急なリラックス状態になった時に片頭痛は発生しやすいです。

 

頭痛以外に吐き気・光・音・におい・気圧や温度変化に対して敏感になることも特徴です。

 

 

 

 

片頭痛の特徴として

こめかみから目のあたりがズキンズキン

●片側だけが痛むとは限らない。

心臓の拍動に合わせるように痛む。

●体を動かして頭の位置を変えると痛みが増幅する。

 

 

片頭痛の対処法

●規則正しく睡眠をとる。

 特に週末の寝だめ二度寝は、空腹と寝すぎが重なるので注意。

●頭痛の誘発食品を控える。

 チョコレート・チーズ・ヨーグルト・赤ワインなどは注意

●冷やすのは〇、温めるのは×

 痛む部位をアイシングすると、血管が収縮して痛みが軽減する。

 入浴やマッサージは血管を拡張させ、痛みが増して逆効果。

●静かな暗い場所で休む

 

 

<④月経前~月経中に伴う頭痛>

 

この頭痛は、エストロゲンという女性ホルモンの分泌量に影響します。

エストロゲンの分泌が低下すると脳内物質であるセロトニンが減少します。

 

セロトニンの働きの1つは血管の収縮ですが、セロトニンの量が減ることで脳の血管は急激に拡張し、大量の血液が流れ込んできます。その結果、頭痛が発生します。 

 

 

カイロプラクティックでのアプローチ

 

 エストロゲンやセロトニンといった内分泌は、卵巣から分泌されている神経がコントロールしています。

 

特に卵巣を支配している腰椎1番~3番に対してアプローチしていきます。

 

女性ホルモンの分泌低下:腰椎1番~3番

生理痛や不妊にも関係の深い個所です。

 

 

 

 

<⑤顎関節症による頭痛>

この頭痛の特徴は、頭全体が締め付けられるような症状が特徴です。

顎関節の不具合が原因で、噛み合わせの乱れ、寝ているときの歯ぎしりなどにより頭痛が発症する可能性があります。

 

寝ているとき以外でも、無意識に歯を噛みしめている人は結構います。これを噛みしめ症候群と言います。

 

普段は食事のときにしか接触しないはずの上下の歯が、口を閉じた時にずっと接触していて噛みしめているわけです。

 

この過剰な噛みしめのによって、側頭部やあごの筋肉が疲労をおこし頭痛の原因となっているケースも多いです。

 

 

カイロプラクティックでのアプローチ

頸椎と顎関節の矯正を行います。

噛みしめの酷い方は、側頭部の筋肉もケアしていきます。

 

噛み合わせが悪い方や、顔のゆがみが気になる方にも顎の矯正は効果的です。